エンジニアは常に勉強が必要な職種だが、特に異職種から転職をしてきた人たちは休日返上で勉強しなければならないので大変だ。学生時代からエンジニアになることを考えて勉強をしてきた人たちに比べれば、圧倒的に知識が足りない状態からのスタートとなるのがその理由である。早急に実力を付けて追いつかなければ、将来的に仕事にありつけなくなる可能性もある。
異職種からの転職組は、最初の数年間は本当に忙しくなることを覚悟しておかなければならない。普通に仕事をするだけでも相当忙しいのに、合間に空いた時間を見つけてそこで自分の勉強をしなければならないのだ。エンジニア業の勉強は非常に専門的になることが多く、頭も使う。疲れた体でもまだ勉強をしなければならないので、忙しい思いをすることは確実である。
ただ、それも最初の数年だけの話だ。三年から五年も頑張っていると、徐々に生活にも余裕が出てくる。途中から入った人でも業界に慣れて、問題なく仕事と勉強の両立ができるようになるのだ。多くの人が最初の数年間の忙しさに我慢ができず、早期離職をしてしまうのだが、慣れてしまえばどうということもない。
どんな仕事でも最初の数年は忙しいものだからと開き直るぐらいの気持ちが重要である。若い人たちは我慢ができないと言われているが、実際我慢をしていれば数年後には想像もしていないぐらい楽に仕事ができるようになるのだ。最初の三年我慢をすることだけでも肝に銘じて転職をするのがベストである。